2015年12月26日土曜日

万年筆と筆記体の相性




フランスの老舗インクメーカー、エルバン社。
パッケージもインクの名前もお洒落、何より絶妙なインクの色が素敵。

今回買ってみたのは、
左:Eclat de saphir サファイヤの輝き
右:Poussière de lune 月の粉



未だ左の色しか使ってないのですが、少し灰がかった紫。
うーん、素敵な色!フランス人の美的感覚にはやはり、敵わない。


実はこのエルバン社のインク、初めての出会いではなかったりします。
小学生の頃、母親が某通販の毎月届くコースを頼んでいて。
このエルバン社のインクを頼んでたんです。
その当時もこの缶のお洒落さに目を奪われ、初めて使う万年筆から出てくる美しい色に衝撃を受けたものでした。。
ただ、当時はこれがフランス製だなんて、ましてや15、6年後?とかにフランスに居るなど思わず。
そして万年筆も物珍しさから楽しんだ、玩具のような感覚でした。笑


そんなちょっとノスタルジーにもかられるのですが、フランスの文房具屋でエルバン社のインクに再会し、再び心を奪われたのです。
今またこのインクを使ってみたい気持ちと、万年筆で字を書くなんてお洒落じゃないか!と言う、当時とあまり変わらない単純な理由で購入。
万年筆はフランス人の中高生などの定番らしい、ウォーターマンというメーカーで1000円ぐらいの安物。



Edith PiafのPlus bleu que tes yeuxの歌詞を書いてみた


10年ぶり以上に万年筆で、更にアルファベットの筆記体で書いてみて、、
ボールペンよりもずっとずっと書きやすい!!(感動)
なるほど、フランス人や欧米人が万年筆を使うわけです。
ちなみに、フランスでは小学校中学校では万年筆を使って文字を書く様に指導されるとのこと。
日本で書道の授業があるような物ですかね?
ただ、アルファベット筆記体と万年筆の相性を考えると、フランスのそれの方がよっぽど実用的な気が…
だって今の日本で、筆で草書なんか実用性ないじゃない。。。


以前に筆記体のことについても書きましたが、筆記体でフランス語を綴るのが普通になった今、万年筆が手放せなくなりそうです。
もっと高級な万年筆だと更に書き心地が違うのだろうなぁ、いつか欲しい。












2015年12月17日木曜日

世界ふしぎ発見!フランス版?



最近知った、とても面白いフランスのテレビ番組。

"Des racines et des ailes"


直訳すると、根っこと翼。
内容は、フランス国内の歴史や文化を紹介する報道番組。
日本で言う所の、世界ふしぎ発見!フランス版といったところでしょうか?


パリがまだパリと呼ばれる前、ローマ時代にルテシアと呼ばれた頃の話や、現在のパリの姿となったオスマン計画の話、イギリスとの100年戦争、その他フランス各地の歴史や文化などなど。



とても興味深い!面白い!!(興奮)



映像付きだし、ナレーションも比較的ゆっくりなので分かりやすいです。
勿論リスニングの勉強としても良さそう。


私の家にはテレビがないけど、この番組はYouTubeで過去放送が見れます。
もともと日本でもテレビを見る習慣がない人間なのですが、これは面白いから、家で時間がある時に見続けちゃいそうです。。


フランスは国内各地でいろんな景色と豊富な歴史があるし、映像を見てるだけでも面白い、魅力的な国だなぁと改めて思います。

こういったテレビ番組は、先進国と呼ばれる国ならそれぞれ存在しているのでしょうが、知的好奇心を刺激する物は何語であっても本当に面白い!


この興奮を誰かと分かちあいたい〜!です。笑



2015年12月16日水曜日

まいにちフランス語



渡仏前の1年間、地味に聞いていたNHKのラジオ、『まいにちフランス語』。


ふと思い出して、ひさびさに聞いてみた。
当時は初級編でも知らないよ〜ってことばかりだったのに、応用編でも易しく感じる。
さすがに1年半以上フランス現地で勉強してる以上、わからないと逆に困りますが、進歩したものです。


講座の中に出てくる会話文はほぼ分かりますが、未だに知らなかった表現とかもちょいちょい出てくるので、復習のつもりが意外に勉強になりそう。
また地味に聞く事を習慣にしようと思います。
インターネットがあるって本当に素晴らしいですね、言語学習者にとって!


基本から始まり、重要な文法事項を日本語で分かりやすく解説されるから、初心者には良い勉強法だと思います。
フランス語で文法も学ぶのは大事ですが、母国語で分かりやすく学ぶのも悪い事ではないと思います。
日本に居るならテキストもぜひ。そんな高くなかった気がします。


NHKのラジオ講座使って、英語の復習もしようかなー。(というより英語がもはや出来ない危機感。)

まいにちフランス語
https://cgi2.nhk.or.jp/gogaku/french/kouza/





2015年12月4日金曜日

語彙力を増やす!!



気がつけばあっという間に師走。
今通っている発音の授業も、残す所2週間です。。
早いよ〜!
授業内容が結構楽しいので、3ヶ月は短く感じます。


フランス生活が1年半を過ぎて、日常生活の必要なやりとりは問題ないのですが、
まだまだ語彙力が少ないなぁと痛感する日々です。

これは、聞き取りの授業の先生も断言していましたが、やっぱり語彙力って話すにしろ、聞くにしろ、書くにしろ、読むにしろ、全ての能力において大事です。
知らない単語は聞いても勿論わからないし、そもそも頭に残らずに流れます。。
全部の単語を記憶するのは無理だけど(母国語だって、知らない単語はいっぱいある。)、沢山知っているに越した事がない。


じゃあ、語彙を増やすには?
努力でしょう。
これに限る。
でも例えば聞き取りにおいて、耳が慣れることに比べたら、語彙は努力が最も表れやすい気がします!
そして、継続は力なり。
これが一番難しいんですけどね…!


なので、フランス語の語彙力を増やすために、最近は毎日少しずつですが、読書をするようにしています。
フランス語に限らず、語学学習において語彙力を増やすには、やはり文章を読むに限るのではないでしょうか。
そんなことはよく言われているのですが、実際自分が継続して語学を学んでいて、その大切さを感じます。

日常生活の口頭での言い回しを憶えるなら、映画を字幕つきで見るのも効果的だとは思います。
ただ、あくまで生活面における口頭表現が中心になるかと思います。(映画の内容にもよるけど。)
広く語彙を増やすのなら、やはり文学作品を読むことが一番いいかなぁと思います。
フランス語においては、口頭と書き言葉では表現が多少違うことも多いですし。
個人的には、単語を目にしてる事で、綴りを憶えるのにも役にたつかなぁと。微塵ながらも。


でもでも。いきなりフランス語の小説読むのは、ちょっと取っ付きにくいー!のであれば、翻訳された日本の小説を読むのもアリかと。

私が一番最初に読んだ小説は、初めからフランス語で書かれた小説ですが、
こないだは日本に居た時から大好きな、よしもとばななの翻訳された小説を読んでみました。
こちらは日本人とフランス人による共同翻訳でした。
日本語でも読んだ事のない作品でしたが、日本人著者によってつくられた日本が舞台の話なので、フランス語に翻訳されていても、イメージがしやすかったです。
(個人的に好きな作家で、既にいくつもの作品を読んだ事があるのも理由のひとつだと思います。)
比較的短編だったけど、4日で読破出来ました♪
フランス語の小説を読んでいる時だと、勿論もっと時間かかります。笑


読む小説に関しては、よく本を読むフランス人の友達が居るので、その友達からおすすめを教えてもらっています。
日本語でもそうだけど、本を沢山読んでいる人って、言葉を沢山知っているし、綺麗な文章を書く人が多い。
私もそんな人になりたい。

日本語の語彙力も本当に少なくて、恥ずかしい思いをすることが多々あるのですが苦笑。
とりあえずはフランス語において、そんな人に少しでも近づきたいです。


今読んでいる本
『L'élégance du hérisson』

『優雅なハリネズミ』と言うタイトルで日本語翻訳もされているよう。
フランスでベストセラーになり、映画化もされています。
映画、以前たまたま観たことがあって、良い作品でした。
で、上記の友達に勧められたので!