2015年12月26日土曜日

万年筆と筆記体の相性




フランスの老舗インクメーカー、エルバン社。
パッケージもインクの名前もお洒落、何より絶妙なインクの色が素敵。

今回買ってみたのは、
左:Eclat de saphir サファイヤの輝き
右:Poussière de lune 月の粉



未だ左の色しか使ってないのですが、少し灰がかった紫。
うーん、素敵な色!フランス人の美的感覚にはやはり、敵わない。


実はこのエルバン社のインク、初めての出会いではなかったりします。
小学生の頃、母親が某通販の毎月届くコースを頼んでいて。
このエルバン社のインクを頼んでたんです。
その当時もこの缶のお洒落さに目を奪われ、初めて使う万年筆から出てくる美しい色に衝撃を受けたものでした。。
ただ、当時はこれがフランス製だなんて、ましてや15、6年後?とかにフランスに居るなど思わず。
そして万年筆も物珍しさから楽しんだ、玩具のような感覚でした。笑


そんなちょっとノスタルジーにもかられるのですが、フランスの文房具屋でエルバン社のインクに再会し、再び心を奪われたのです。
今またこのインクを使ってみたい気持ちと、万年筆で字を書くなんてお洒落じゃないか!と言う、当時とあまり変わらない単純な理由で購入。
万年筆はフランス人の中高生などの定番らしい、ウォーターマンというメーカーで1000円ぐらいの安物。



Edith PiafのPlus bleu que tes yeuxの歌詞を書いてみた


10年ぶり以上に万年筆で、更にアルファベットの筆記体で書いてみて、、
ボールペンよりもずっとずっと書きやすい!!(感動)
なるほど、フランス人や欧米人が万年筆を使うわけです。
ちなみに、フランスでは小学校中学校では万年筆を使って文字を書く様に指導されるとのこと。
日本で書道の授業があるような物ですかね?
ただ、アルファベット筆記体と万年筆の相性を考えると、フランスのそれの方がよっぽど実用的な気が…
だって今の日本で、筆で草書なんか実用性ないじゃない。。。


以前に筆記体のことについても書きましたが、筆記体でフランス語を綴るのが普通になった今、万年筆が手放せなくなりそうです。
もっと高級な万年筆だと更に書き心地が違うのだろうなぁ、いつか欲しい。












2015年12月17日木曜日

世界ふしぎ発見!フランス版?



最近知った、とても面白いフランスのテレビ番組。

"Des racines et des ailes"


直訳すると、根っこと翼。
内容は、フランス国内の歴史や文化を紹介する報道番組。
日本で言う所の、世界ふしぎ発見!フランス版といったところでしょうか?


パリがまだパリと呼ばれる前、ローマ時代にルテシアと呼ばれた頃の話や、現在のパリの姿となったオスマン計画の話、イギリスとの100年戦争、その他フランス各地の歴史や文化などなど。



とても興味深い!面白い!!(興奮)



映像付きだし、ナレーションも比較的ゆっくりなので分かりやすいです。
勿論リスニングの勉強としても良さそう。


私の家にはテレビがないけど、この番組はYouTubeで過去放送が見れます。
もともと日本でもテレビを見る習慣がない人間なのですが、これは面白いから、家で時間がある時に見続けちゃいそうです。。


フランスは国内各地でいろんな景色と豊富な歴史があるし、映像を見てるだけでも面白い、魅力的な国だなぁと改めて思います。

こういったテレビ番組は、先進国と呼ばれる国ならそれぞれ存在しているのでしょうが、知的好奇心を刺激する物は何語であっても本当に面白い!


この興奮を誰かと分かちあいたい〜!です。笑



2015年12月16日水曜日

まいにちフランス語



渡仏前の1年間、地味に聞いていたNHKのラジオ、『まいにちフランス語』。


ふと思い出して、ひさびさに聞いてみた。
当時は初級編でも知らないよ〜ってことばかりだったのに、応用編でも易しく感じる。
さすがに1年半以上フランス現地で勉強してる以上、わからないと逆に困りますが、進歩したものです。


講座の中に出てくる会話文はほぼ分かりますが、未だに知らなかった表現とかもちょいちょい出てくるので、復習のつもりが意外に勉強になりそう。
また地味に聞く事を習慣にしようと思います。
インターネットがあるって本当に素晴らしいですね、言語学習者にとって!


基本から始まり、重要な文法事項を日本語で分かりやすく解説されるから、初心者には良い勉強法だと思います。
フランス語で文法も学ぶのは大事ですが、母国語で分かりやすく学ぶのも悪い事ではないと思います。
日本に居るならテキストもぜひ。そんな高くなかった気がします。


NHKのラジオ講座使って、英語の復習もしようかなー。(というより英語がもはや出来ない危機感。)

まいにちフランス語
https://cgi2.nhk.or.jp/gogaku/french/kouza/





2015年12月4日金曜日

語彙力を増やす!!



気がつけばあっという間に師走。
今通っている発音の授業も、残す所2週間です。。
早いよ〜!
授業内容が結構楽しいので、3ヶ月は短く感じます。


フランス生活が1年半を過ぎて、日常生活の必要なやりとりは問題ないのですが、
まだまだ語彙力が少ないなぁと痛感する日々です。

これは、聞き取りの授業の先生も断言していましたが、やっぱり語彙力って話すにしろ、聞くにしろ、書くにしろ、読むにしろ、全ての能力において大事です。
知らない単語は聞いても勿論わからないし、そもそも頭に残らずに流れます。。
全部の単語を記憶するのは無理だけど(母国語だって、知らない単語はいっぱいある。)、沢山知っているに越した事がない。


じゃあ、語彙を増やすには?
努力でしょう。
これに限る。
でも例えば聞き取りにおいて、耳が慣れることに比べたら、語彙は努力が最も表れやすい気がします!
そして、継続は力なり。
これが一番難しいんですけどね…!


なので、フランス語の語彙力を増やすために、最近は毎日少しずつですが、読書をするようにしています。
フランス語に限らず、語学学習において語彙力を増やすには、やはり文章を読むに限るのではないでしょうか。
そんなことはよく言われているのですが、実際自分が継続して語学を学んでいて、その大切さを感じます。

日常生活の口頭での言い回しを憶えるなら、映画を字幕つきで見るのも効果的だとは思います。
ただ、あくまで生活面における口頭表現が中心になるかと思います。(映画の内容にもよるけど。)
広く語彙を増やすのなら、やはり文学作品を読むことが一番いいかなぁと思います。
フランス語においては、口頭と書き言葉では表現が多少違うことも多いですし。
個人的には、単語を目にしてる事で、綴りを憶えるのにも役にたつかなぁと。微塵ながらも。


でもでも。いきなりフランス語の小説読むのは、ちょっと取っ付きにくいー!のであれば、翻訳された日本の小説を読むのもアリかと。

私が一番最初に読んだ小説は、初めからフランス語で書かれた小説ですが、
こないだは日本に居た時から大好きな、よしもとばななの翻訳された小説を読んでみました。
こちらは日本人とフランス人による共同翻訳でした。
日本語でも読んだ事のない作品でしたが、日本人著者によってつくられた日本が舞台の話なので、フランス語に翻訳されていても、イメージがしやすかったです。
(個人的に好きな作家で、既にいくつもの作品を読んだ事があるのも理由のひとつだと思います。)
比較的短編だったけど、4日で読破出来ました♪
フランス語の小説を読んでいる時だと、勿論もっと時間かかります。笑


読む小説に関しては、よく本を読むフランス人の友達が居るので、その友達からおすすめを教えてもらっています。
日本語でもそうだけど、本を沢山読んでいる人って、言葉を沢山知っているし、綺麗な文章を書く人が多い。
私もそんな人になりたい。

日本語の語彙力も本当に少なくて、恥ずかしい思いをすることが多々あるのですが苦笑。
とりあえずはフランス語において、そんな人に少しでも近づきたいです。


今読んでいる本
『L'élégance du hérisson』

『優雅なハリネズミ』と言うタイトルで日本語翻訳もされているよう。
フランスでベストセラーになり、映画化もされています。
映画、以前たまたま観たことがあって、良い作品でした。
で、上記の友達に勧められたので!




2015年11月17日火曜日

パリの地で、今おもうこと。



どこの国に留学中の方でも、日本に居る方でも、みなさん知っているでしょう、先週金曜日のパリでの悲劇を。

フランスを愛していて、しかも今パリに居る身として、いろんなことを思わずには居られません。


悲しみで溢れた週末が開け、パリの街は、いつもとさほど変わらない日常が続けられています。
万が一に備え、週末のバイトが私は自宅待機になりましたが、昨日から学校もいつも通りに授業が進められています。
今日は今までと同じ様に、学校の後にバイトにもいってきました。



私はその日、20時にバイトが終わってから家に帰り、
本を読みながらゆっくりしていた日付も変わる頃。
クラスメイトから一通のメールが。
こんな時間に何だろう?と思い、メールを開くと、

『大丈夫!?テロの近くにいなかった?』

思わず目を疑う単語が。しかも複数形!?

家にテレビはないので、ネットで即座に情報収集。
次々に更新される情報は、どれも目を疑うような悲しい速報ばかり。
『1月のシャルリーエブドの時とは様子が全然違う!だって無差別じゃん。。』
これからパリの街がどうなるのか、不安でいっぱいになりながら夜を過ごしました。



ちょうど今日の授業で、この同時テロについての事で、みんなでいろいろと話すことに。
もちろんみんなそれぞれショックを受けていますが、私たちに選択の余地はなく、日常を続けて行くしか無い。
テロは恐ろしいけど、だからと言って今までの生活を奪われるなんて許せない。
そういった話を皆でしました。


テロが怖くないかって言ったら、そりゃあ怖いです。
ハッキリ言って、パリの街角でテロを起こそうと思えば、簡単に起こせてしまうだろうとすら思います。
今回のテロだけで終わる可能性の方が少ないでしょう。
日本も狙われてないわけではないと言われていますが、日本よりパリの街で次が起こる可能性の方が高いのは間違いないと思います。

でも日本に居たって、例えばテロじゃなくても、何かのアクシデントや交通事故で命を落とす事はあり得るし、急な病気で明日死ぬ事だって、生きてる以上あり得るわけで。
パリに居て、万が一、次のテロが起きて、それに巻き込まれたら。
悲しいけどそれが私の運命だったのだと受け入れてね、と両親には伝えてあります。

もちろん、今回のテロで亡くなった方々とその家族、親しい人たちを想うと、いたたまれない気持ちです。
フランス人じゃなくても、パリに住む1市民として、パリの街でこのような惨事を引き起こしたテロリスト達には怒りを憶えます。
美しい面だけでは決してないパリだけど、やっぱり美しい街だから。この街が好きだから。
絶対の安全などないけども、この街が少しでも早く落ち着いていくことを願ってやみません。


ただ、フランスもシリアへ空爆を始めた9月、『またテロが起きるんじゃないか…』と私は不安を憶えていたのも事実です。
フランスだけではなく、様々な国が中東諸国の問題に介入していることに対して、思うことは色々あります。

ただの綺麗ごとの理想に過ぎないかもしれませんが、、
この世界から兵器というものが無くなって、武力を持って人と人が争う事がなくなればいいのに。
ただただ、私はパリの地でそれを願っています。
今この瞬間を生きていることに感謝をしながら。








2015年11月5日木曜日

フランスにおける学生の生活費:月615ユーロ



留学をするにあたって、何よりも必要なものは、ズバリお金。
日本に居ても、”生きる”のにお金が必要なのは一緒だけど。

フランスで留学=学生身分の生活費って、いったいいくらかかるのか?


私はいくらかかってるのか、ちゃんとキッチリと家計簿をつけてません!苦笑


と、最初から身も蓋もない答え。汗


目安と言われるのは、最低でも月615ユーロ。
今現在、1ユーロ132円のレートで計算すると、81,459円。

これは、現在の学生ビザ申請する時の、経済残高証明で目安とされている数字であり、
フランス現地で学生滞在許可証を延長するときも、同じ目安(月615ユーロ×延長月分)が設定されています。

さて、本当に月615ユーロでやっていけるのか?
現在、フランス内で間違いなく一番物価の高いパリに住んでいますが、
私の意見はイエス、です。

ただし、基本的に自炊をして、500ユーロ以内の家賃に住宅補助を貰って、という話なら、この目安に収めることは不可能ではないと思います。


フランスの物価は高いのか?
結論から言うと、日本円からユーロに換算すると、やはり高い。


ただ、現地のフランス人達にとっての1ユーロと言うのは、日本人にとっての100円のような感覚でしょう。
その感覚を前提にしてしまえば、日本の東京とさほど変わらない気はします。


外食は高いです。
パリより物価が安くなる地方都市でも、ランチで最低10ユーロ前後はします。
650円とかの定食屋なんてない。
でも、マルシェやスーパーなどに売られている野菜は、安く手に入ります。
さすが農業大国フランス。

そして、学生にとって大きな支えは、アロカシオンという住宅補助。
外国人であっても、学生身分の滞在許可証であれば、この恩恵を受けられるのは非常に有り難いです。
この住宅補助、どこの都市でも家賃に対する約4割近く!ももらえます。
私の場合は、495ユーロに対して、212ユーロも返ってきます。
つまり実質280ユーロと言ったところです。

この住宅補助は、学生ならインターネットで申し込みが出来て、必要書類を揃えて出せば、そんなに難しい手続きではないので、学生身分なら申請することを絶対おすすめします。

パリ以外の都市で、リヨンやマルセイユなどの大きな都市でなければ、
615ユーロあれば充分だとは思います。
パリに比べたら家賃は安くなるし、食料品も安くなるし。

私が専門学校時代、アンジェという街に居たときは、
月300ユーロ前後で生活出来ていたと思います。
学校と家の往復、自炊、週末は勉強という生活で、外出費などが掛かっていなかったから、だけども。笑


あとは、私の場合は滞在許可証を延長した時に必要に駆られてですが、
最終的に、日本円5万円ほどを残して、それ以外はユーロにしてしまいました。
ちょうどユーロ高が少し下がっていた時で、1ユーロ=126円のタイミングだったので、運が良かったのでしょう。
そこからは、円に換算することはやめ、1ユーロを100円の感覚にするようにしています。

ユーロ圏に限った話ですが、他の国での生活費はどのくらいなんだろう。
フィンランドとかは高そうだけど、その他はフランスと変わらないか、安いのかなぁ?
イギリスのポンド高は、ユーロ建てでもやっぱり高い。。


あと個人的に思う事は、現地でお給料を貰う身分でなければ、フランスに来る為に、お金はあるに越した事がないですが、
最低限でも工夫次第で楽しくて、精神的に充実した生活は送れる気がする。
だって何よりもまず、わざわざフランスに来てまで、学びたい事を学んでいるわけだし。
公園や、歴史ある街並を散歩したり、フランス人達に混ざって図書館で勉強してみたり、、
日本とは少し違う食材で新しい料理にトライしてみたり。
そんな日常のささいな事でも、日本とは違うものが広がっているのだから。









2015年10月22日木曜日

フランス語学習における、母国語のアドバンテージ



引っ越し先を見つけるべく、良さげなアノンスを見つけ連絡してみるものの、
掲載開始日の午前中にも関わらず、もう決まってるとのこと…2件とも。。
条件の良いパリの住居探しは、やはり大変ですね。。。。

と、戦慄しつつも、英語圏やスペイン語圏出身のクラスメイトと学んでて、最近思うことをつらつらと。。。


フランス語を学んでいる日本人からすると、英語やスペイン語やイタリア語が母国語の人たちは、少し羨ましく思う事もあったりするのではないでしょうか。

少なくても、私からするとめちゃくちゃ羨ましい!(本音)


何故かって?
それは彼らの母国語とフランス語で共通する点などが多いからです。

スペイン語に至っては、同じラテン語派生の言語だし、英語とフランス語も共通する単語(特にちょっと難しい形容詞など)がたくさんあるようです。


彼らの様子を見ていると、知らない単語でも自分の母国語で似ているものがないか、まずは考えているようなのです。
だから知らない単語でも、ある程度予測がついたりするのも多いようだし、英単語をフランス語読みで発音して通じちゃったりするようです。


羨ましい!!(2回目)
日本語じゃ絶対そんな事できなーい!!!



日本語を話す日本人にとって、フランス語を学ぶのは、文字から発音、文法、何から何まで違うから、けして簡単に取得出来るものじゃないです。。
少なくても私には。。。



でもですね、英語やスペイン語などの母国語のアドバンテージを持っていても、発音に関してはそれぞれ全く別物。
それに、書かれている文章を声に出して読む時、母国語の読み方につられてしまうみたいです。
例えば、フランス語で1つという数詞の男性系はun=アンですが、英語圏の方はついついun=ウンって無意識に発音してしまいがち。
スペイン語圏の人々は、que=クと発音する所を、que=ケと発音してしまう人が多い。
同じアルファベ(アルファベット)を使う故の弊害ですね〜。


そして、これはトゥールの語学学校に通っていた時の先生が言っていたけど。

『確かにスペイン語やイタリア語話者、英語話者はアジア人に比べて、オーラルの伸びが早い傾向はあるわね〜。
でも、オーラルがすぐに何とかなってしまう分、基本的な文法ミスだったりをずっと直さないままだったりするのよ。
それに比べて、アジア圏の人は言語が全く違う分、特に日本人は真面目にコツコツやる人が多いから、最終的に彼ら以上に伸びが大きい人も多いと感じているわ!』


スペイン語や英語が母国語の人たちが羨ましくも思ったりするけど、結局は真面目にコツコツですね。
語学の道は…!


今日から10日間ほどのバカンス。
時間に余裕ができるから、発音以外のフランス語の勉強も頑張ろうっと。









2015年10月20日火曜日

口にしてみること、それは現実になること。



少し寒さが緩んだものの、引き続き冬のような寒さが続くパリ。
今週の日曜日からは冬時間だ〜!
そしたらあっという間に今年も終わりそう。。


最近、真上に住む住人の騒音に悩まされ、引っ越ししたくなっています…!


と言う訳で、会う人会う人に、引っ越ししたいと言う話をしてみています。
人に伝えておくことで、それにまつわる情報を気に留めてもらえることは勿論なのですが。
何故、口に出してみるか。
それは口に出していることって、結構な確率で現実になっていたりするからです。
あ、私はスピリチュアル的な思想はないです!笑


少なくてもフランス留学生活を振り返ってみると、結構現実になっている!
フランス語のディプロムDELF B1, B2もそれぞれちゃんと合格しているし、
フローリストの学校にも通えたし、国家資格も取得できたし。
滞在許可証もまさかの1年分の更新出来て、パリに引っ越し出来たし、念願だった発音のコースも取っているし。
学校行きながら花屋でバイト、と言っていたのも現実になろうとしているし。
(フランス人のフローリスト!ってもっと言っておくべきだったかもですが。笑 でも決まったバイト先が本当に楽しみです。)
恋愛事情はイマイチですが。笑


タイムラグなどはあっても、口にしてたことが結構現実になっているものだなぁと。


フランス滞在中、たいてい初対面の人などには『何でフランスにいるの?フランスで何しているの?』と、国籍問わず聞かれるわけです。
その時に、こういう理由で来てて、今はこれをしていて、これからはこうしていきたい、と話す事が多いわけです。
なので、これからしたいことを、口に出しておいたら現実になっていくかなーと。
全部が現実にならなくても口に出しておいて損する事はないし、それで現実になるかもしれない気がするなら、口に出しておこう、と言う訳です。笑


常にポジティヴシンキングでいよう!とかってのとは違う(いや、むしろ私は絶対そんなの疲れるから嫌です。苦笑)んですが、こういう根拠の無いポジティヴさって、海外生活を送るにあたって、結構大切なものだったりするのかな、とも個人的には感じています。


というわけで、最終的に言いたいこと、それは引っ越したい!
今と同条件で今より少し広めのところ、静かなところに。
ほら、なんか、こう言ってたら引っ越し出来てる気がするー!



ちなみに、最終的にやりたいこと、《日仏それぞれの花文化を、それぞれの地で伝えること、日仏をそれぞれ行き来しながら。》だったりします。




オデオン駅。
毎日の通学時に、ここでバスを乗り換えてます。













2015年10月14日水曜日

もう冬のようなグレーの街パリと朗報。



昨日辺りから急激に寒くなり、今日はもう冬が来たかのような、どんより曇り空でグレーなパリです。
午後一時過ぎの現在、気温7度。


昨夜バイトから帰宅したら、アパルトマンの中央暖房が作動していて、
部屋が温かい喜びを噛み締めました。
今日からコートも出動です。


去年の秋は異常だったらしく、10月でも20度以上ある日もあったけど、
今年の冬は早そうです。


まさによくある映画の中のイメージのような、パリのグレーが際立つ冬。
どんどん日が短くなる冬。
でも私は、このちょっとアンニュイな、グレーなパリが嫌いじゃなかったりもします。


そんなグレーなお天気とは裏腹に、朗報がありました。
念願の、パリの花屋でバイトが決まったのです!!

あまり特定するような情報は書きたくないのですが、
日本人経営のフローリストです。

本望だった、フランス人のフローリストでの経験とは違うかもしれません。

でも、自分の経歴と花に対する気持ち、フランス語力を期待して興味を持ってもらえたので有り難いです。
念願だった、パリのフローリスト達が花を買い付ける、ランジス市場に行く機会なども頂けそうです。


冷たい風に肩をすくめながら、また新しい始まりに向けて、気持ちが引き締まります。








2015年10月2日金曜日

エクササイズ…フランス語発音上達への道のりは。。



日本語には存在しない、フランス語の母音を身につけるため、
ひたすら母音の発音を繰り返しています。。。
なかなか辿り着けない母音があって。。

唇と口周りを動かしすぎて、、筋肉痛になるぐらいに!笑


先生達曰く、発音を身につける為には、スポーツと同じで、まずは正しい形をマネして、それを何度も繰り返しエクササイズをすることに限るそうです。
ただし、それを録音して自分自身で聞くことが大切!だそう。

そうですよね、発音のエクササイズにあたっては、自分自身の発音と正しい発音を聞き比べなければ、間違った形のまま改善されませんよね。

この自分の発音を聴くのって結構恥ずかしい。
自分ってこんな声で、こんな発音で喋ってるのかと嫌でも気付かされるから。笑
でもそうやって聞く事で、あぁこの発音じゃ伝わらないよね、だって違う音だもの、って気付くわけです。


あと、母国語以外の言語を学ぶ時に、発音そのものは勿論ですが、それ以上に大切なのは、その言語のリズムや抑揚を取得することだそう。
母国語のリズムや抑揚は自然に身につけたものであるけど、外国語を話す時にもそのリズムや抑揚が出てしまうのが自然な事だそうです。
だから、ネイティヴ以外が話すその言語は、その人の母国語のように聞こえるわけです。
なるほど。
非ネイティブの方の日本語も、だから不自然に聞こえるわけですね。


ちなみにフランス語のリズムは、聞いていると結構わかりやすい。

『ダダダーー、ダダダダダー、ダダダダーー…』

と言った感じで、最後の音節が他より長いリズムをとる。
それを自分が真似して喋るとなると難しいんですけどね。苦笑


あとは、人間の耳は12歳ぐらいまでなら、耳に入る全ての音を吸収出来るそう。
そのあたりの年齢を超えると、出会った事のない音を聞いた時に、それまでに聞いた事のある音に近い音を探して感知するため、純粋に聞き取るのが難しくなるそうです。
だからバイリンガルになる為には、小さいときにその言語に触れている事が大事ってことなんですね。

そんな感じで、結構面白いです、発音学。


とりあえず、良くも悪くも完璧主義な性格上(笑)、特に苦手な発音が上手く出来ないのが悔しいので、
ひたすらエクササイズ!!! です。












2015年9月29日火曜日

今更ながらの面接結果と学校開始



前回パリにある花屋で面接をしてもらえたことを書いてから、
あっという間に時間は過ぎ、明日で9月も終わり。。


結果から言うと、今回は残念でした!
お店から、日本で言う所の”お祈りメール”を頂きました。
そういう所はフランスも一緒なのね〜とか思ったり。笑
素敵なフローリストなので、働きたい!と思っていたので残念でした。

落ち込んでいたからブログを書かなかったわけではないけど、
落ち込まなかったかと言ったら、そんなことは勿論なくて。


まだまだ実力不足なんだなぁとか、
その実力でバイトとして有給で雇ってもらうなんてやっぱり無謀なのかなぁとか、
落ち込みましたよ。

でも落ち込んでばかりいても、結果は結果なので。
そこの花屋は急な求人をしていたわけでもないし、自分の実力以前の条件(フルタイムは無理な上に、学校と平行)が厳しいのを提示していたのにも関わらず、
面接してもらう経験が出来て良かったなぁと今は思っています。
それに、やっぱり世の中そんなに甘くはないですね!笑


学校行ってる間に花屋でバイト出来たら理想ですが、
今は学校で自分のフランス語を磨くことが一番にしつつ、空いてる時間で引き続き花屋巡りをしようと思っています。

幸い、夏休み期間の代理短期で採用してもらったバイト先で、引き続き働かせてもらっています。
ありがたいです。


そうそう、先週からようやく(!?)学校が始まりました!
前にもブログで書きましたが、文法の授業などは一切なく、発音に関わる授業だけ、発音学を学ぶ外国人向けのコースです。
1セメスターなので、だいたい丸3ヶ月ほど。
パリ第3大学(ソルボンヌ・ヌーヴェル)付属で、ILPGAという機関です。
http://www.ilpga.univ-paris3.fr/


レベルチェックテストは、授業開始の1週間前にありました。
テスト内容は、A2あるいはB1?くらいの聞き取りの問題と、エッセイと、先生との面談でした。
聞き取りは、割と短い内容で情報把握&ほぼ選択式の問題だったので、難しくは感じませんでした。
結果は、中級と上級の2クラスのうち、上級に入れました〜。

そのクラスは、先生曰く8人生徒がいるらしいのですが、1週間経過して、
決まった6人しか顔を出していません。笑
6人しかいないので、先生にしっかり見てもらえそうなので、ラッキー!と内心思ったり。笑

1週間経過して、すべての授業を受けましたが、フランス語の発音について実践出来たり、発音学の講義を聴けて、面白い!
今の所は満足です♪

ただ、聞き取り&喋る授業もありますが、文法や書く授業は全くないので、
ある程度のフランス語力がついてから受けると、意義があるとは思います。
少し時間がたったら、また授業等についても詳しく書きたいです。


1年以上前からずっと興味があったコース。
発音て本当に練習の繰り返し、とてもシンプルだけど沢山練習することが大事なので、
改めて自分の発音を見直す&改善するために、がんばります!









2015年9月10日木曜日

パリの花屋で面接を受けました。




また何週間か間が空きましたが。
バカンスシーズンが終わり、パリジャン達が戻って来て、活気が戻って来たパリ。

こないだの週末は、専門学校の時に仲良かった友達を訪ね、Les Sables-d'Olonneと言う、フランス西部の海辺の街へ。
これがこれが、もの凄く綺麗な景色の素敵な町だった!
そして4ヶ月ぶりに会う友達と話題は尽きず、、
その後は、もはや第2の故郷のトゥールへ。
駆け足滞在を終え、パリに戻るやいなや、そのままパリのとある花屋へ。


というのも、面接だったのです!!


今まで、幾つかのフローリストに直接CV(履歴書)を持って訪れてみたのですが、
当面求人はない、あるいはパートタイムでは受け付けないと言う感じでした。

この面接をしてもらえた花屋は、ひょんな理由でその名前を知り、サイトを見たら素敵だった上に、サイトにリクルートについての記載があったのです。
CVを送る前にお店も外から見て、素敵だったので、CVとモチベーションレターをメールで送付。
また、そのメールには自分の条件(最大20時間で週末勤務、学校に通う)も伝えておきました。


パトロン(オーナー)から直ぐに返事が来て、運転免許は持ってるのか?と。
そうなんです、日本の花屋でもそうですが、花屋で働くにあたって、運転免許所持はほぼ必要とされる条件の1つだったりします。

私は1年有効の国際免許を申請してこなかったし、そもそも7月で日本の運転免許も有効期限が切れている状態。苦笑

『運転免許は持っていませんが、一生懸命働く事は誓いますので、ぜひご検討いただければ幸いです。』
と返信。


で、その後、音沙汰なーし!!!苦笑


でもですね、日本と違ってフランスでは、こういう場合に自分から催促するべきなのだそうです。
というわけで、そのアドバイスをくれた友達にメールを添削してもらい、『じゃあMr CLAUDE(仮名)と会ってみてくれる?』と、ようやく面接してもらえるチャンスを得たわけです。


さてさて、肝心の面接は。
事前に週末に会った友達に、面接ではどんなこと聞かれたりするの?と聞いてはおきましたが、緊張。
約束していたムッシュは店長を任されているのかな?個人の事務室を持っていて、そこでまずCVを見ながら、いくつか質問を受けました。
といっても、私の履歴や条件の確認程度なので、そんなに難しい内容ではなく、一安心。。

簡単な確認がサラッと終わるや否や、
『じゃあ腕前見たいからブーケを作ってくれるかな?』と。

き、きた!!実技!!

日本の花屋でもきっとそうだと思いますが、技術あっての仕事ですので、面接で実際にブーケなどを作ることは基本なのだそうです。
ムッシュが花を適当に選んでくれ、『じゃあ出来たら見せてね♪』と。

正直ブーケを作るのは3ヶ月ぶりだったので、手が震えました。苦笑
仕上がって、ブーケを見せると、『うん、悪くないね』とまず一言。
そして次の一言は、『ここの部分をこういう感じにしたらもっと良くなるけど、もう一回作ってみる?』と、なんと。驚き。
もちろん!!と即答して笑、もういっかい作らせてくれました。
そしてアドバイスをもらう→作り直すを、計3回も。

もちろん一発で文句無しの素敵なブーケを作れるべきなのは承知ですが、
丁寧にアドバイスまでくれるとは思ってもいませんでした。有り難い。

ブーケの後は、小さいアレンジメントを作り、それで面接は終了。
『パトロンに報告して相談するから、来週あたりに知らせるね』と言われて面接終了。

結果はどうであれ、貴重なアドバイスまで感じよくしてくださったし、フランスのフローリストの面接と言うものを、実際に体験することが出来て、本当に良い経験になりました。
こうやって度胸がついていきますからね!
『あなた方はとても感じ良いので、一緒に働けたら幸いです!』と最後にちゃっかりアピールもしておきましたし。笑



あとは何より、久々に花に触れたことが一番嬉しかったり。
あそこのフローリストで働きたい!!!!!


結果を待つのみです。









2015年8月18日火曜日

苦手な電話。慣れないフランス人の名字。



おそらく、どの言語学習者にとっても、上級レベルになるまでに、一番苦手なのは電話で話す事ではないでしょうか?
少なくても私は未だに苦手!!!です。涙
電話って、どうしても相手の声が聞き取りづらくなりますよね、直接話すよりも。
顔も見えないので、余計に緊張してしまいます。汗


今のバイトでは、電話対応をしなければいけません。
予約を受けることがほとんどなので、聞く内容の流れは定型と言えば定型。
ただ、名字を聞いて、書き留めるのがなかなか難しい。。


日本と違ってフランスは、名字ではなく名前で呼ぶことが基本であるため、手紙でも書く機会がなければ、友達や知り合いの名字ですら、意識する事があまりないです。
そんなわけで、私にとっては今までフランス人の名字を意識する機会があまりなかったわけです。。


フランス人の名字はバラエティに富んでいます。
昔から民族移動があったヨーロッパなので、フランス以外の他国の血筋の名字なども多いです。
もちろんフランス人同士でも、よく知られた名字(例えば、Dupontさん、Martinさんなど)以外だと、相手にスペルを聞いています。



電話口で、『おそれいりますが、どうやって綴りますか?』と聞けば、
アルファベットで一字一字教えてくれるのですが、これが、またまた慣れない。
普段の生活でアルファベット自体を聞いて、書き留めていくことが、あまりないので。


よく聞き間違えるのが、
・L, M, N
・PとB
・VとB
・FとS
・EとU

よく考えてみれば、これって発音区別も苦手なアルファベットだ。苦笑
やっぱり、自分が発音出来てない音は、聞き取るのもきちんと出来てないってことですね。


ちなみにバイト先は、誰でも気軽に食べれる値段のお料理ではないため、いらっしゃるお客様はリッチな方々ばかり。。
リッチな方々は、名字も平民とは違ったりします!
フランスは元々は階級社会。(未だに”階級社会が残っている”とは思いますが。)
昔の貴族の方は、名字も庶民とは違うようです。

まずは、一般的によく知られているように、名字に“DE”がついているのは昔貴族であったことがわかります。
このDEが“〜家の”と言った意味合いだそうです。
DEから始まる名字のお客様をちょいちょいお見かけ致します。

他にも『おおっ!』と思った名字と言えば、、

DIGNEさん=品位のある!
CHAMPIONさん=チャンピオン!
GAGNEさん=勝つ気、闘志!

などなど。


苦手な電話対応も、苦手意識をなくすチャンス。
そしてフランス人のレア&おもしろ名字(!?)を知るチャンス。
そんな感じで、ひーひー言いながらも、なんとか必死にやってます!!!





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