フランスの老舗インクメーカー、エルバン社。
パッケージもインクの名前もお洒落、何より絶妙なインクの色が素敵。
今回買ってみたのは、
左:Eclat de saphir サファイヤの輝き
右:Poussière de lune 月の粉
未だ左の色しか使ってないのですが、少し灰がかった紫。
うーん、素敵な色!フランス人の美的感覚にはやはり、敵わない。
実はこのエルバン社のインク、初めての出会いではなかったりします。
小学生の頃、母親が某通販の毎月届くコースを頼んでいて。
このエルバン社のインクを頼んでたんです。
その当時もこの缶のお洒落さに目を奪われ、初めて使う万年筆から出てくる美しい色に衝撃を受けたものでした。。
ただ、当時はこれがフランス製だなんて、ましてや15、6年後?とかにフランスに居るなど思わず。
そして万年筆も物珍しさから楽しんだ、玩具のような感覚でした。笑
そんなちょっとノスタルジーにもかられるのですが、フランスの文房具屋でエルバン社のインクに再会し、再び心を奪われたのです。
今またこのインクを使ってみたい気持ちと、万年筆で字を書くなんてお洒落じゃないか!と言う、当時とあまり変わらない単純な理由で購入。
万年筆はフランス人の中高生などの定番らしい、ウォーターマンというメーカーで1000円ぐらいの安物。
Edith PiafのPlus bleu que tes yeuxの歌詞を書いてみた
10年ぶり以上に万年筆で、更にアルファベットの筆記体で書いてみて、、
ボールペンよりもずっとずっと書きやすい!!(感動)
なるほど、フランス人や欧米人が万年筆を使うわけです。
ちなみに、フランスでは小学校中学校では万年筆を使って文字を書く様に指導されるとのこと。
日本で書道の授業があるような物ですかね?
ただ、アルファベット筆記体と万年筆の相性を考えると、フランスのそれの方がよっぽど実用的な気が…
だって今の日本で、筆で草書なんか実用性ないじゃない。。。
以前に筆記体のことについても書きましたが、筆記体でフランス語を綴るのが普通になった今、万年筆が手放せなくなりそうです。
もっと高級な万年筆だと更に書き心地が違うのだろうなぁ、いつか欲しい。