2016年11月30日水曜日
日本語訛り
去年、発音を学ぶコースを受講するくらいには、フランス語の発音に私は興味があります。
母国語に存在しないフランス語の発音は、やはり取得しなければ発音できません。
フランス語の発音は難しいというイメージはきっと誰でも持つと思うのですが、実際たしかに母音の数だけでも多い。
日本人が苦手とするフランス語の発音のひとつ、ouと綴り、【u】(発音記号)と発音されるこの母音は、日本人以外にとっても難しいようです。
クラスにいたスペイン語話者も、英語話者も苦戦していました。
Ouの発音がなかなか取得できなかったのは、まぁ仕方ないと思っていたのですが、
違う言葉でフランス人に笑われた。笑
その言葉はMerci。
Merciというのが、”ありがとう”と言う意味であり、”メルシー”と読むことは、フランス語学習者でなくても知ってる方は多いと思います。
しかし、このMerciという単語、日常で頻繁に使う簡単な単語かと思いきや、実は日本人には注意が必要。
Rの発音はここでは置いといて、それよりも"ci"の部分。
日本語の”さしすせそ”の、”し”とは違う音だから。
発音記号で言うと、【si】と言う音。
日本語の”し”は、フランス語の綴りで言うところの、"chi"の音に近い。
なので、日本語と同じ感覚で、”し”と発音してしまうと、訛ってるように聞こえるようです。笑
英語で言うところの"if"は、フランス語で"si"。
これも会話の中で非常によく使う単語だけど、上記のように、日本語の”し”と発音してしまうと、日本語訛りになるわけです。
ところで、笑われたのが悔しくて、そのまま 【si】の音の特訓をしてもらいました。笑
たまに、カタカナ表記でも"メルシー"ではなく、 "メルスィ"と表記してる方を見かけますが、ほんと”スィ”に近い感じ。
ただ、日本語のように”ス”にも 母音をつけてしまうと、また変わってしまうのですが。
何度か聞いては真似て、を繰り返して、だいぶ 【si】の音が出せるようになってきました。
【s】の子音を出すために、舌先を高口蓋(上の歯の裏側の平らな部分)に近づけて、息を”スっ”と強めにはき、次に【i】のために、そのまま舌先を少し前に滑らせて"ィ"の音をだす。
文字にして説明するのは難しいですが、こんな感じです。
とはいえ、日本語訛りでも、伝われば勿論よいのです。
”目的はフランス人と全く同じように発音できることじゃなく、intelligible(=理解できる、わかりやすい)な発音ができるようになること。
母国語の訛りが出てしまうのは普通のことだし、それ自体はその人のフランス語の魅力になったりするよ^^”
って、発音コースの先生は言っていました。
前述の笑われたフランス人も、私のフランス語の発音は可愛いらしく、けしてバカにするつもりはなかったらしい。
とはいえ、落ち込むけど。笑
そして、フランス人女性達のように話せたらいいのだけど。
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